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Interviews:小木“Poggy”基史と YURINO を招いた INVITE ONLY 1周年スペシャル対談

『IGTV』のオリジナル企画 “INVITE ONLY”について『HYPEBEAST Japan』編集長の阿部勇紀を交えて、それぞれの思いを深掘り

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Interviews:小木“Poggy”基史と YURINO を招いた INVITE ONLY 1周年スペシャル対談

『IGTV』のオリジナル企画 “INVITE ONLY”について『HYPEBEAST Japan』編集長の阿部勇紀を交えて、それぞれの思いを深掘り

2020年9月にスタート以来、『HYPEBEAST Japan』の『Instagram』アカウントにおける看板企画となった“INVITE ONLY(インバイト オンリー)”。そんな本シリーズが1周年を迎えたことを記念し、第1回からホストを数多くこなしてきた小木“Poggy”基史、『HYPEBAE』バージョンを担当するYURINO、『HYPEBEAST Japan』編集長・阿部勇紀の3者による対談が実現。2〜3分の短い動画を通して、視聴者を“INVITE ONLY(招待者のみ)”な世界に誘う……人気連載が発足した背景、発信したい事柄、これからの展望など各々の思いを訊いた。


IGTVオリジナル企画 “INVITE ONLY”が1年を迎えましたが、今一度始まった経緯を教えてください。

Poggy:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックによって、東京在住の人が地方に行けなくなったり、地方のバイヤーの人たちが東京に来れなくなったり。さまざまなブランドやデザイナーがもう既に準備を進めていたイベントに、来たくても来れなくなってしまった人たちに発信することはできないだろうかっていうことを阿部さんと話していて、このINVITE ONLYが始まったんですよ。だから、最初から僕だけじゃなく、いろんなホストの方がいて、ブランドなどの魅力をいろいろな形で伝えられた方がいいんじゃないかっていう話はしましたよね。

阿部:Poggyさんとスナック野郎 POGGYのカウンターで話していた時に「やってみますか」という感じで、ガチガチにコンセプトを決めずにスタートしました。現在でもその緩さは良い意味で残っていると思います。いろんな方に驚かれるのですが、僕が自分で撮って自分で携帯で編集してます。さすがに今はその頻度は減りましたが。そのプロっぽくないのがライブ感に繋がって逆に良かったのかなと思います。SNSでもしっかり撮影された写真よりも自撮り画像の方がエンゲージメント良かったりするじゃないですか。その感じに近いのかなと。

小木“ポギー”基史とユリノが語るINVITE ONLY 1周年について motofumi poggy kogi yurino interview invite only anniversary yuki abe 阿部勇紀 ハイプビースト hypebeast japan

なるほど。コロナ禍の中で、世界が東京のカルチャーに期待していたもの、見たいと思っていたものはどういったものだと思いますか?

Poggy:まず、1番最初のHAROSHI(ハロシ)さん。当時はまだこの企画に名前がなくて、途中からINVITE ONLYっていう正式名称になったんですが、HAROSHIさんのエキシビジョンは世界から日本に来れる状況ならみんな見たいエキシビジョンだったと思います。前日のセッティングしている風景とかも撮れましたし。あとは、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)のショーですよね。上海で発表後に東京で開催されたショーだったんですけど、相当すごかったんですよ。それもやっぱり世界の人たちが見たいショーだったと思いますし、最後に花火が上がったんですけど、それまで(コロナ禍で)全然僕も見ていなかったのですごく記憶に残ってます。あとsacai(サカイ)のショーもかな。有名なアーティストである杉本博司さんが手掛けた江之浦測候所でショーをやるっていうのも、アート的にもファッション的にもすごいことですし、おそらく中々ないことなので。しかも大雨だったんです。あの時。

阿部:正確なINVITE ONLYのスタートはBerBerJin(ベルベルジン)の回でしたが、その前に1ヶ月ほどプレのような形で、HAROSHIさんの個展やLouis Vuittonのショーに一緒に行きました。sacaiはPoggyさんが前の仕事の影響で開始時間には間に合わなくて、その時に初めて自分で出演しました(笑)。

Poggy:その節は(笑)。逆にみんなの記憶に残るショーになったというか、いろいろなことがありましたよね。

YURINO:私は、PoggyさんとOff-White™️(オフホワイト)のGINZA SIX店にスニーカーを見に行った時が印象的でした。Poggyさんと一緒に撮影できたことがまずすごく嬉しくて。一緒にやらせてもらえるってなった時は本当に緊張したんですけど、「こんな感じで撮ってるんだな」っていうのを実際に生で見れて面白かった。今までは視聴者さんと同じ気持ちでINVITE ONLYを見ていたので、ウィメンズのHYPEBAEをやらせてもらえるってなった時もすごく新鮮でした。

阿部:YURINOちゃんはいつもコメントが上手です。

YURINO:何カットも撮ってるPoggyさんを見るのがすごく面白かった(笑)。

阿部:Poggyさんは噛みまくりだったりします(笑)。

そのHYPEBAEが始まって半年ですが、最初に比べて慣れはありますか?

YURINO:慣れはないですね、自分もしゃべるのは得意じゃないし、表現する時のワードのレパートリーが本当に少ないので、(自分は)発信すべき側だけど、自分自身、ホストを担当してみて得るものも大きい。いつもは見てる側だから。本当は先陣を切って発信する側にならないといけないんですけど……。でも、いつも楽しいです!
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PoggyさんはYURINOさんのホストを見てみていかがですか?

Poggy:しゃべり方が本当にうまいですよね、逆に僕が学んでいます。

阿部:YURINOちゃんの動画を見た後だと、なんか僕らのテンションが異様に低く見えるんですよね。そこは意識して上げてかないとと2人で反省会してます(笑)。

YURINOさんは、HYPEBAEのホスト担当されてみて反響などはありしたか?

YURINO:ありました。「HYPEBAEのやつ見たよ」って言ってくれるブランドの方がいたりとか、業界の方がいたりとか。だから、自分もちゃんとしなきゃなって思います。知らないことが多すぎるから、知識を増やさないとヤバいなって!

お2人に質問ですが、今後この企画を通してやってみたいことや気になることはありますか?

Poggy:ファッションだけじゃなくて、アートや他のカルチャーをもっと深堀りできたらと。ファッションでは、もっとマニアックな地方のお店だったりとか、ニッチなものも今後できたらいいなって常に思ってますね。

ちなみに、地方で今気になっているショップなどはありますか?

Poggy:以前、大阪に行った時にビンテージショップを取材させてもらった回があったのですが、そういった面白い古着屋とかもあるので、行ってみたいですよね。

YURINOさんはいかがですか?

YURINO:この企画を通して、色々なジャンルにチャレンジできる機会があればいいなって思います。

Poggy:漫画やアニメのイベントもパンデミックでなくなちゃったんですけど、そういうのも行きたいですね。

阿部:元々のコンセプトが「日本や東京から世界に発信する」というものなので、そういった意味では、ファッションに限らず漫画やアニメも日本特有のコンテンツだと思います。

Poggyさんはこの企画を通して、世界から反響はありましたか?

Poggy:A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー)とか世界のラッパーたちが注目してるPROLETA RE ART(プロレタリアート)っていう、相当作り込んでいてクオリティの高い日本のブランドを“最近ゲットしたアイテム”っていう企画内で紹介したんですけど、それはかなりレスポンスがありましたね。

日本が注目しているものってやはり世界も注目してますよね。

Poggy:僕も含めてなんですけど、パンデミック前までは、日本のファッションの人たちって“かっこいいファッションフォト”を撮って終わってしまうことが多かったと思うんですよ。ファッションYouTuberが、いろんなブランドとファストファッションチェーンの服をスタイリングして紹介しているのを、みんなちょっと斜めから見てたんですよね。でも結局そういう人たちがファッションのことをわかりやすく伝えてくれて、ファッションの入り口が広がってきて。“かっこいいファッションフォト”だけじゃ伝わってなかった本来の魅力を、彼らが動画を通して伝えていてくれたってことにみんなやっと気付いてきたんです。動画のような、親近感のあるコミュニケーションの重要性を気付かせてくれたのは良くも悪くもコロナだったと思うので、その中でINVITE ONLYも生まれていったっていうのはありますね。

阿部:YURINOちゃんもYouTubeをやってますが、見せ方の重要性だったり、動画ならではの伝えられることだったりってありますか?

YURINO:コロナで人と離れる状況が多くなったことで、SNS上での繋がりを感じる場面が増えたので、Poggyさんがおっしゃったことを「確かにそうだ」ってめっちゃ理解できました。視聴者に対しての見せ方じゃないですけど、最近だとTikTokとか若い人たちが配信してるのを見て、「自分だったらどうやってできるだろう」ってすごく考えさせられるようにもなりましたね。写真だけじゃなくて、今の状況に合わせた伝え方が出てきているんだなって思います。

確かに、ファッションフォトよりも動画の方が親近感がありますよね。実際に見に行っていなくても、自分自身で足を運んだような気持ちになったり。

Poggy:どちらも大切だとは思うんですが、MBさんっていうYouTubeもやっているファッションプロデューサーと対談した時に言ってたんですけど、Maison Margiela(メゾン マルジェラ)などを地方で売ってる人が、コロナになってライブ動画配信みたいなものを始めて。そしたら、今まで敷居が高いと思ってたお客さんたちがそこの店員さんたちの人の良さに気が付いて足を運ぶ人が増えて、結果売り上げが伸びたみたいなんです。あと原宿で何100万円のデニムを売ってるBerBerJinも、コロナになってから閉店後、毎回YouTubeを撮ってアイテムをアップするようになってから売り上げが伸びたとか。でも、YouTubeをやるには、みんなに伝わるように結構わかりやすくしないといけない。その点、INVITE ONLYはHYPEBEASTが持つコンセプトの中でムービーを制作できるので、そういう意味でもすごくいいなと思います。あと、YouTubeを見る時間がない人たちのために、2、3分でまとめてるっていうのはありますね。

3分くらいで最後まで見ることができるので、すごくわかりやすいですよね。

Poggy:だから相当カットされまくってます(笑) 。

全員:(笑)。

阿部:YURINOちゃんは、今までホストみたいなことやったことありますか?

YURINO:ないです!自分は本当にそういう役割と無縁だったので、このお誘いが来た時はびっくりしました。「YURINOで大丈夫なの!?」みたいな(笑)。 

阿部:無茶振りしてしまいましたね(笑) 。

YURINO:勉強させていただいて。楽しいです、超新鮮。

阿部:快く引き受けていただいてありがとうございます。

YURINO:視聴者と気持ちが近いから、見てる人と同じような感覚だと思います。教えることが苦手なので、そこを気をつけていきたい。
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INVITE ONLYに関して、東京の情報を世界に向けて発信したいという思い以外に、大切にしているものはありますか?

Poggy:2010年以降、Instagramの時代に入ってから、まだ重要なツールだと思っています。明らかに動画でのコミュニケーションが重要になった時代だと感じますね。

阿部:HYPEBEASTのIGTVならではのコンテンツが出せればいいですよね。コロナの状況が落ち着いて外国の方が普通に日本に来れるようになると、元のコンセプトが少し崩れるのかなって思うので、その時にはまた考える必要がありそうです。その辺りとは関係なく、ブランドの展示会とかは一般の方は入れないので、反応は良い気がしますよね。

今までで印象に残った展示会はありましたか?

Poggy:UNDERCOVER(アンダーカバー)の展示会ですかね、エヴァンゲリオンとのコラボレーションアイテムはINVITE ONLYでもすごく反響がありました。

阿部:HYPEBAEだったら、初回のAMBUSH®(アンブッシュ®)はすごい良かったですよね。これから企画を通して行ってみたい展示会はありますか?

YURINO:どこでも行きたい(笑)。展示会は本当に好きなので、一緒に行けてよかったです。普通だったらなかなか踏み入れられないじゃないですか。

阿部:業界の人たちじゃないとなかなか行けない場所をやるのが面白いかもしれないですね。誰でも行ける場所だと“INVITE ONLY(招待者のみ)” じゃなくなってしまうので。
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今ご自身がファッション以外で1番気になっているジャンルはありますか?

Poggy:実は日本発のプロダンスリーグのDリーグのクリエイティブ ディレクターに就任したのですが、ダンスが気になってる。日本のレベルが高い。すごいよね。

YURINO:ダンスは今みんな頑張ってますね。海外行ってた子たちがコロナでみんな日本に帰ってきたので、国内がすごく盛り上がってる。Dリーグとかは、超すごい。それこそ、今はYouTubeチャンネルとかアプリとかでオンラインレッスンも受けられるし。ダンスをやっていた身として、ここまで盛り上がっているのが嬉しいですね。

Poggyさんもダンスやられてみたいとかありますか?

Poggy:TikTokとかでもダンスって必要じゃないですか、それとストリートダンスはちょっと違うとは思うんですが。ダンスやってみたいけど僕は絶対無理ですしファッションの目線からしか分からないのですが、ダンスしながら服を紹介したりだとかがもっと重要になってくると思うんです。ブログで文字を読んでいた時代からインスタで写真を読むようになり、これからは動きを読むというか。
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確かに、TikTokはダンスが必須になってる感じがあります。

Poggy:もともとダンスってヒップホップの4大要素の1つだったじゃないですか。DJ、MC、グラフィティ、あとブレイクダンス。そんなに通っていた訳じゃない僕でも2010年くらいまではダンサーをクラブで見かけていたんですよ。今もいるのかもしれないけど、最近はいろいろ派生して、ヒップホップの要素の1つ、つまりカルチャーという側面からは離れていっている部分があるという話を聞きました。逆にスケーターの方がカルチャーという意味ではヒップホップの要素になってるのかもしれません。

阿部:昔は今ほど、音楽のジャンル間での流動性がなくて、特にヒップホップは一時期とても閉鎖的でした。たまにスケボー賛歌とかありましたが、かなり珍しかったんじゃないでしょうか。

Poggy:ダンサーがクラブにいなくなったのは)多分みんなスタジオで練習するようになったからだと思うんですよね。それくらいダンスが一般的なものになったからクラブとかそういった場所からは離れて行っちゃってるんだけど、その分スキルはめちゃめちゃあがってる。なので今のダンスカルチャーと、本来のヒップホップの持つカルチャーの側面が今一度混ざるともっと面白いと思います。YURINOちゃん、ダンス x HYPEBEASTで盛り上げて!

YURINO:ダンスやってたので、是非盛り上げたいですね。

阿部:えっもう踊ってないんですか?

YURINO:最近は友達と遊びで「ダンスしよう」みたいな感じ。でもやっぱり、ダンスシーンを盛り上げたいですよね。今ダンスが注目されてるからこそ、そういった企画はやりたいです。

Poggy:撮影の時にダンスしながら紹介したらだめなのかな?かっこいいことできたらすごくいいと思うんだよね。リールとかで。

YURINO:やりたいです!

阿部:YURINOちゃんもたまにTikTokでダンス踊られてますが、TikTok苦手って前に言ってましたよね(笑)。

YURINO:苦手です。どうしたら良いのかわからない(笑)。TikTok頑張ってる子とかともつながりがあるんですけど、流行りが移るのが早いですね。TikTokは、Instagramよりもすぐにトレンドが終わって新しいものが始まるから、すごいです。ずっとみんな探ってる。

だんだん動画が短くなってますよね。YouTubeからInstagramになって今度はTikTokに。PoggyさんはTikTokとかは見たりしますか?

Poggy:やってないんですけど重要だと思いますね。興味はない訳では無いんですけど、自分があまり得意じゃないもので(笑)。

今後のINVITE ONLYの展望はありますか?

Poggy:僕は先日、それこそHYPEBEASTのお仕事でAmazon(アマゾン)のHYPE T FESTがあったんですけど、あれとINVITE ONLYを合体させたいんですよね。音楽だと、今の主流はストリーミングじゃないですか。洋服がストリーミングになるとどうなるのかなって思ってたんですけど、多分あれがそうなんですよ。例えば、YURINOちゃんが描いたグラフィックをAmazonのコンテンツに登録してそれを購入すると、プリントした商品が送られてくるんですよ、2日後とかに。ボディ、色、サイズも選べる。すごいですよね。

YURINO:すごいです。じゃあロンTかとかも選べる感じですか?

Poggy:日本はまだ選べる種類が少ないけど、アメリカだとオーガニックコットンのボディだとか、身幅の広いボディだとか色々選べるんですよ。そこでいろんなアーティストとかにその人たちの背景を聞いて、その日のうちにそれを販売をするっていうのができたらすごく面白いと思います。

なるほど。YURINOさんはありますか?

YURINO:私はもっともっと色んな所に行きたいです。見てる人が面白いと思ってもらえるところに行って、自分からもそれを提案できるようになりたいです。

阿部:僕は見てる方が飽きてしまわないように、方向性は変えずとも少し緩急を付けていきたいなとは思いますね。皆さんに長く楽しんでもらえるようにがんばります。

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この記事は英語からの自動翻訳です。
テキスト
インタビュアー
Satomi Kanno
フォトグラファー
Peace Gates/Hypebeast
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