ピエールパオロ・ピッチョーリが Balenciaga で初のキャンペーンを公開
モナ・トゥーガードとサンドラ・マレーを起用
新クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がパリ・ファッション・ウィークで〈Balenciaga(バレンシアガ)〉のデビューコレクションを披露して間もなく、同デザイナーは自身が手がける初のキャンペーンを公開した。デヴィッド・シムズ(David Sims)が撮影を担当した最新キャンペーンは、メゾンの新章を告げるとともに、新たな〈Balenciaga〉の女性像を提示する。
「私がメゾンで手がける初めてのキャンペーンでは、真にパーソナルな感覚を感じられる、自然体の美しさと繊細な人間らしさを語るストーリーを表現したいと考えました。親しい友人でありアーティストでもあるデヴィッド・シムズと一緒に取り組めたことで、このプロジェクトはさらに特別なものになりました。私たちは、モナ・トゥーガード(Mona Tougaard)とサンドラ・マレー(Sandra Murray)をありのままに捉えました。自発的で、リアルで、柔らかく、それでいて力強い。それは新しいバレンシアガの女性像の反映であり、私にとって深い意味を持つチャプターの始まりなのです」と、ピッチョーリはプレスリリースで述べている。
新たな〈Balenciaga〉の女性像は「静かな強さ、感受性、そして自制心」で定義される。起用されたのは、気鋭モデルのトゥーガードとマレー。ふたりはパリのホテル『l’Hôtel de Maisons(オテル・ド・メゾン)』の館内で撮影され、パワー、エレガンス、オーセンティシティのテーマを体現。“Rodeo”と“Le City”のバッグを中心に展開されるヴィジュアルは、「さりげない実用性」と「洗練された色香」を融合させているかのようで、デムナとは違う〈Balenciaga〉時代の到来を決定づけた。

















