チャペル・ローンが M・A・C のグローバルアンバサダーに就任
「M·A·Cとのパートナーシップは、私にとって原点に戻るような特別な意味がある」
カナダ発のコスメブランド〈M・A・C(マック)〉が、グラミー受賞アーティスト チャペル・ローン(Chappell Roan)を新たなブランドアンバサダーに起用したと発表。
彼女はすでに、数々の公の場で同ブランドのプロダクトを使用しており、今回の長期パートナーシップは、大胆なアート表現とセルフエクスプレッションという両者の共通する情熱が結実したといえる。
チャペル・ローンは、「M·A·Cとのパートナーシップは、私にとって原点に戻るような特別な意味がある。M·A·Cはこれまでも、アート、クィアネス、ドラァグ、そして自己表現を尊重し、私のような存在に常に居場所を作ってくれた。長年にわたりM·A·Cチームとは特別な関係を築いてきたが、今回の新たな挑戦においても、彼らは素晴らしく思慮深いコラボレーターであり続けている。私たちが共に創り上げたものを、世界中の皆さまにお届けできる日が待ち遠しい」とプレスリリースで説明。
ニコラ・フォルミケッティ(Nicola Formichetti)にとって、〈M・A・C〉の新クリエイティブディレクターとしてチャペル・ローンがLGBTQIA+の声をすくい上げてきた姿勢こそが、彼女を理想的なアンバサダーにたらしめているという。また、「チャペルはオーセンティシティ、クィアの喜び、そして恐れない自己表現を大切にする世代を体現していて、M·A·Cの“すべての年齢、すべての人種、すべてのジェンダーのために”というミッションに完全に合致している。特にLGBTQIA+コミュニティの声と権利に寄り添う彼女の姿勢は、M·A·Cが創業以来大切にしてきた精神そのもの。今後一緒に生み出していくすべてのことが楽しみだ」と語っている。
今回の起用に際してお披露目されたキャンペーンでは、チャペルのシグネチャーであるハイグラムを、フィルム・ノワールや1930年代のミリタリースタイルから着想を得たメイクとミックス。メイクアップ・アーティストのアンドリュー・ダーリン(Andrew Dahling)がクリエイトした。
このメイクについて、アンドリュー・ダーリンは「力強くグラフィカルで、紛れもなく彼女自身を感じさせる、現代的なアンドロジニーの解釈」と表現している。メイクは、真っ白なベースと眉消しでクリアなキャンバスを作り、クールグレーとディープブラックのアイメイクでシネマティックなムードを演出。仕上げに、グリッターのアイラッシュで遊び心と華やかさをプラスしている。













