韓国・ソウルに HAUS NOWHERE SEOUL がオープン
1階から5階には〈GENTLE MONSTER〉〈TAMBURINS〉〈ATiiSSU〉に加え、〈NUDAKE〉が展開する新たなブランド体験『NUDAKE TEAHOUSE』と新ブランド〈Nuflaat〉を展開
韓国・ソウルの聖水エリアに『HAUS NOWHERE SEOUL(ハウス ノーウェア ソウル)』がオープンした。
〈Gentle Monster(ジェントルモンスター)〉より始動した実験的リテールプロジェクト “HAUS NOWHERE(ハウス ノーウェア)”。本プロジェクトはこれまで、“どこにも存在しない空間”というコンセプトのもと、既存のリーテルの固定観念を超えた“Future Retail”という新しい方向性を提示し、探求してきた。そんなプロジェクトの第4弾として世界に公開される『HAUS NOWHERE SEOUL』は、同ブランドや〈TAMBURINS(タンバリンズ)〉などを手掛ける「IICOMBINED」の新社屋の開館とともにお披露目。この建物は、“戻ってきた未来”をテーマに、「IICOMBINED」の今後展開される建築プロジェクトの第一歩としてスタートする。
この建物の1階から3階、そして5階には、「IICOMBINED」の全ブランドが集結。それぞれのフロアには、〈GENTLE MONSTER〉〈TAMBURINS〉〈ATiiSSU(アティシュ)〉に加えて、〈NUDAKE(ヌデイク)〉が展開する新たなブランド体験『NUDAKE TEAHOUSE』と、新ブランド〈Nuflaat(ヌフラット)〉が全世界で初めて展開される。なお、1階は、特定のブランドの常設はなく、シーズンごとに内装が変わるポップアップスペースとして機能するそうだ。
本稿では、「IICOMBINED」の世界観を存分に表現した各フロアの様子をブランド別にご紹介。最後には、『Hypebeast Japan』が実際にソウルに足を運び捉えた、その建物の全貌をまとめたムービーも掲載しているので、ぜひ最後まで確認して欲しい。
GENTLE MONSTER
2階に位置する〈GENTLE MONSTER〉のフロアでは、2025年の新作コレクション “BOLD”を記念した特別なポップアップを開催。本ポップアップは『HAUS NOWHERE SEOUL』の象徴的なシルエットや質感から派生したコンセプトを基盤に、建築とファッションを融合させた試みを表現している。
中央に位置する非対称構造の巨大なオブジェとサイドに配置された大型の人間型オブジェは、同じ空間で“感情の宿らない機械的なもの”と“生命”を対比させることで強烈なコントラストを演出。“BOLD”のシグネチャーシンボルを繰り返し組み合わせたパターンディテールは空間の至る所に落とし込まれており、本コレクションの世界観を存分に感じられる空間に。
TAMBURINS
3階の一角で展開される〈TAMBURINS〉の常設エリアは、夢を追うすべての人のための新しいパフュームコレクション “SUNSHINE”のモチーフを散りばめたデザインが特徴的。今回の香りのモチーフでもある子犬や、Stray Kids Felixが出演するキャンペーンを飾ったデジタルスクリーンなど、同ブランドらしい爽やかでキュートな装飾が散りばめられている。中心には、ストーンで装飾された『HAUS NOWHERE SEOUL』を象徴するロボットの姿も。
また、1階では、“SUNSHINE”のポップアップも開催中。ここでは、AI技術を活用した“Sunshine AI Twin Look”フォトコンテンツが用意されているので、ぜひ訪れる機械のある方は体験してみて欲しい。
ATiiSSU
日本では未展開の独創的なファッションヘッドウェアブランド〈ATiiSSU〉は、3階の一角にオープンする。ここでは、探検者の視点を投影した新しいヘッドウェアライン “Tracker”コレクションを展開中だ。
本コレクションは、誰も歩んだことのない道や切り拓いた痕跡をデザインとして再構築し、提案。アイテムは、キャップとニットという新鮮な組み合わせに、ニットグローブやスカーフアクセサリーを加えることで、大胆なスタイリングに仕上げている。
Nuflaat
この建物で初めてお披露目された〈Nuflaat〉は、ダイニング空間に新しい美を纏わせるテーブルウェアブランドだ。本ブランドは、“DRESS YOUR TABLE”というスローガンのもと、ファッションオブジェとユーティリティの境界を取り払い、テーブルの上に広がるすべてのアイテムを拡張/変革させていくという。
現在は、ティーカップやポット、フォーク、プレートなどに2本の赤いネイルリングが装飾された、“NAIL Collection”が販売中。
NUDAKE TEAHOUSE
エレベーターを上がった5階に位置する『NUDAKE TEAHOUSE』は、ティーを中心とした〈NUDAKE〉の新たな挑戦を示す空間に。ここでは、〈NUDAKE〉独自のティーブレンディングを込めた、予想外の香りのレイヤリングが特徴的な“Scented Tea”を展開。特別なデザインの空間で、大胆な視点と抑制された優雅さによって生み出された“Scented Tea”と、〈NUDAKE〉のデザートペアリングが体験可能となっている。また、“Scented Tea”を持ち帰ることができるギフトスペースも併設している。
また、建物の外を出てすぐ横には、エミー賞受賞のコンセプチュアル・アーティスト マックス・ジーデントップ(Max Siedentopf)とタッグを組んだインスタレーション作品 “More Is More”が飾られているので、こちらのチェックもお忘れなく。

















