2027年春夏ランウェイから予測する次のビューティトレンドは?
アンチブラッシュから大粒グリッターのハイライトまで2027年春夏に注目したいメイクアップ&ネイルのトレンドをチェック
メイクアップ、ヘア、ネイルの行方をいち早く示すのがファッションウィークだ。ランウェイのビューティルックは、必ずしも日常向きとは限らない。それでも、やがて私たちのフィードを彩ることになるトレンドを確実に形づくっている。今季の2027年春夏シーズンは、実用性よりも遊び心がキーワード。フェザーネイルからグリッターをまとった肌まで、〈Kim Shui(キム・シュイ)〉や〈SHOWPONY(ショーポニー)〉は、ビューティがコレクションと同じくらいショーの主役になれることを提示してくれている。
以下では、2027年春夏シーズンでひときわ印象を残したビューティトレンドをご紹介。
DIESELの滲んだ唇
ミラノ・ファッション・ウィークで開催された〈DIESEL(ディーゼル)〉の2027年春夏コレクションのランウェイショーは、“情熱的なキス”がテーマに。その官能的なムードに合わせ、モデルたちはメイクアップアーティストのインゲ・グロニャール(Inge Grognard)が手掛けた、あえて滲ませたようなリップメイクをお披露目。さらに、ふんわりとした眉や瑞々しいツヤ肌、そして滲ませていない鮮やかな赤リップといった要素も登場した。
Alexander McQueenのドロップレット・ネイル
ロンドンで開催された〈Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)〉の2027年春夏ショーにおいて、ネイルアーティストのアマ・クワシー(Ama Quashie)は、立体的な水滴のモチーフをあしらった、シアーなオンブレネイルを制作しました。このネイルルックは、ダニエル・セルストロム(Daniel Sällström)が手掛けた、剃り落とされた眉やスモーキーなカットクリース・アイメイクと組み合わされた。
Yuhan Wangのベッドヘッド
ラフなヘアスタイルが再び流行中。〈Yuhan Wang(ユハン ワン)〉はそれを証明してみせた。ロンドン・ファッション・ウィークでは、ヘアスタイリストのステイシー・ライト(Stacey Wright)とジェームズ・パー(James Perse)が、ボリュームたっぷりの弾むようなウェーブヘアに、眠れる森の美女を思わせるようなラフな雰囲気をプラス。一方、メイクアップアーティストのビー・スウィート(Bea Sweet)は、レースの模様と、彼女が“汗ばんだ夢の頬メイク”と呼ぶスタイルで、ビューティールックを完成させた。
Di Petsaの玉虫色に輝くハイライト
〈Di Petsa(ディ・ペッツァ)〉は常にフェミニンなエネルギーを表現し続けているが、ロンドン・ファッション・ウィークでの2027年春夏コレクションのランウェイショーでは、眩いばかりのピンクのハイライトやふんだんに施されたボディシマーによって、そのムードをさらに強調した。メイクアップアーティストのエマ・リーガン(Emma Regan)が手掛けたこのルックには、“Holy Milk”というテーマにちなみ、リアルな涙を模した演出も。
Luarのパンク・ドラァグ・エステティック
ニューヨーク・ファッションウィークにおいて、〈Luar(ルアール)〉は常に美の基準を引き上げ続けている。2027年春夏コレクションでは、メイクアップアーティストのアンドリュー・ダーリング(Andrew Dahling)が〈M・A・C(マック)〉を使用し、彼自身が「1492年のクリストファー・コロンブスと1982年のクリストファー・ストリートの融合」と呼ぶスタイルを創り上げた。これは、ボールルーム、ドラァグ、パンクの美学、そしてチューダー朝時代を彷彿とさせるものだ。そのルックには、きらびやかなマスク、グラフィックなアイライナー、そして大量のグリッターが用いられた。
THOM BROWNEの昆虫に着想を得たディテール
メイクアップアーティストのアーロン・デ・メイ(Aaron de Mey)と〈BYREDO(バイレード)〉の協力により、〈THOM BROWNE(トム・ブラウン)〉は2027年春夏コレクションで、虫をモチーフにした華やかなメイクを提案した。水彩画のようなアイシャドウ、ネオンピンクのチーク、そして印象的なリップが特徴的なビューティールックが披露された。
Kim Shuiのジャイアント・ラッシュ
〈Kim Shui(キム・シュイ)〉はランウェイでマキシマリストな美しさを際立たせることで知られており、ニューヨーク・ファッションウィークで開催された同ブランドの2027年春夏コレクションも例外ではなかった。ロメロ・ジェニングス(Romero Jennings)と〈M・A・C〉の協力を得て、同ブランドは特大のまつげ、赤い唇、輝く肌を特徴とする京劇風のルックを披露。さらに、クリスタル・オー(Krystal O)と〈DASHING DIVA(ダッシング・ディバ)〉がフェザーネイルを制作し、全体をまとめ上げた。
Anna Suiのロマンティックな輝き
メイクアップ界のアイコン パット・マクグラス(Pat McGrath)が手掛けた〈Anna Sui(アナ・スイ)〉の2027年春夏シーズンのビューティルックは、幻想的で 空気のように軽やかで神秘的な雰囲気が際立つものに。モデルたちは、ブランドのシグネチャーカラーであるパープルを、グリッターを効かせた柔らかなぼかしシャドウとして纏った。一方、ヘアスタイリストのギャレン(Garren)は“R+Co BLEU(アールアンドコー ブルー)”のプロダクトを使用し、1970年代風のマーメイドウェーブを創り上げてルックを完成させた。
Conner Ivesのパーティーガール・グラム
〈Conner Ives(コナー・アイヴス)〉は、ニューヨーク・ファッションウィークのデビューにあたり、メイクアップアーティストのアーロン・デ・メイ(Aaron de Mey)を起用し、“パーティーガール”の華やかなスタイルを創り上げた。メリル・ストリープ(Meryl Streep)、ローレン・ハットン(Lauren Hutton)、アニー・レノックス(Annie Lennox)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)といった人物からインスピレーションを得た4つの異なるルックは、際立たせた頬骨、きらめくカットクリース、そして大胆な赤いリップを特徴としている。
SHOWPONYのヘアクリップ
ニューヨーク・ファッション・ウィークにて〈SHOWPONY(ショーポニー)〉は2度目のショーで、“奇妙な美しさ”を表現した。毛髪をあしらった数多くのルックに加え、ネイルアーティストのナオミ ヤスダ(Naomi Yasuda)を起用し、長い髪の毛を飾ったネイルデザインもお披露目。
Diane von Furstenburgのグリッター・グランジ・アイ
〈Diane von Furstenburg(ダイアン・フォン・ファステンバーグ)〉が2027年春夏シーズンにニューヨーク・ファッションウィークへ復帰。そのメイクアップルックはウェアと同様に大胆なものだった。〈Estee Lauder(エスティ ローダー)〉のコスメを使用し、エミ カネコ(Emi Kaneko)が手掛けたこのグラマラスなメイクは、グリッターを効かせた官能的なアイシャドウと、ツヤ感のあるリップの組み合わせが特徴的。
Proenza Schoulerのグラフィック・アイライナー
ファッションウィークのランウェイでは、ありきたりなウィングライナーではもはや通用しない。そこで、メイクアップアーティストのディック・ペイジ(Dick Page)は、〈Proenza Schouler(プロエンザ・スクーラー)〉の2027年春夏コレクションのために、大胆でカラフルなアイライナーを考案した。そのルックは、控えめで自然なツヤのある肌から、マキシマリストなパステルカラーのアイライナーまで、あらゆるスタイルを網羅していた。
Christian Sirianoのノスタルジックなクリンプヘア
〈Christian Siriano(クリスチャン・シリアーノ)〉の2027年春夏コレクションのランウェイでは、クリンプヘアが全面的に打ち出された。スモーキーなアイラインや上気したようなチークを取り入れたメイクアップの一方で、ヘアスタイリストのレイシー・レッドウェイ(Lacy Redway)と〈TRESemmé(トレセメ)〉は、モデルのヘアにクリンプを施して質感にアクセントを加え、2000年代のスタイルへの憧れを現実のものとした。